自分の体調によって、聞きたい音楽が変わりませんか?
ゆうびんやは最近自然の音を聞くようになりました。
これまでは以前記事にも書いたようにオーディオブックやポッドキャストを聴いていました。
(過去記事:学びたいけど疲れてる、そんなあなたにはオーディオブックがおすすめ)
しかし、さらに仕事が忙しくなってきた影響かわかりませんが、疲労時のオーディオブックやポッドキャストにちょっとブレーキがかかるようになりました。
おなかがもたれているのに、何かを無理に食べようとしているようなイメージでしょうか。
特に夜はオーディオブックが聞けなくなりました。
ではその代わりに何を聴いているかというと「自然の音」です。川のせせらぎとか雨の音といったものですね。
前は勉強や作業の集中の時に聞いていましたが、疲れているときも聞くようになりました。
この疲れているときの自然の音は「心のお茶漬け」だな、と最近思います。
疲れている時のオーディオブックをおなかがもたれているときに何か食べようとしていると表現しましたが、疲れているときの自然の音は茶漬けのようにもたれているおなかにも優しいです。
茶漬けで済ます精神。仕事で疲れていたら茶漬けで済ます。
無理に詰め込むよりはその方がいいと思うようになりました。
さらに言えば自然の音には人間の注意力を回復させる働きもあるそうです。1
『暇と退屈の倫理学』では、人間は移住生活から定住生活に移行したことで認知能力が余っているという話が出てきます。
余っている認知能力は疲れているときでさえ、思考を駆動させようとします。
しかし、疲れているときの思考は空回りしがちです。
ただただ同じ思考を繰り返したり、うまく考えられなかったり、ネガティブなことを考えたり。
次の日考えたらあっという間に解決すること、あるいは考える必要がないものかもしれません。
疲れているときは下手な考えをしないで、ぼーっとすることも必要なのです。
しかし人間の認知能力はそんなときでも余っています。
だからこそちょうどいい具合に認知能力を持って行ってくれる自然の音はちょうどいいのです。
それは思考を放棄するのではなく、すこし減速し、停止させる方法です。
以前立ち止まるタイミングを作るという記事を書きましたが、自然の音を聞くことも立ち止まるための技術と言えます。
(過去記事:一日の中で一度「立ち止まる」タイミングを作る)
以下有料者向けに集中したいときにも自然の音は有効であることについて書きました。