カーブカット効果はご存じですか?
カーブカットは歩道と車道の間の段差をカットして、なめらかにすることです(下図参照1)。
カーブカットは車いすの方などに向けた施策ですが、たとえばベビーカー、あるいは自転車やスーツケースの持ち運びなど、多くの人に対してポジティブな効果があります。
わたしもベビーカーなどを使っているときによく使っていました。
このようにもともとは車いすの方など障害を持つ方への支援施策だったものが、実はすべての人々への役にたつことを「カーブカット効果2」といいます。
そして、このカーブカット効果はいってしまえば「贈与」なのです。宛先が違う贈り物が思いがけず送られてきたともいえるかもしれません。
カーブカット効果はいつの間にか私たちのもとに届けられているのです。
話は変わりますが、私は一年に一冊本をセルフパブリッシングしています。
理由は様々ありますが、その一つが自身の子供が大きくなった時に少しでもよい世界がそこにあってほしいと思うからです。
もちろんそんなことは子供には言いませんし、いう必要もありません。
子供は「親の心子知らず」で育っていけばいいのです。いつかどこかで気づいてもらえればいいなと思いますが、気づかれなくても仕方ないという覚悟は持ちたいと思っています。
(関連:子どものためにも「親の心子知らず」であるべき理由とその実践法)
むしろ贈り物だと言わない方が受け取ってもらえるかもしれません(本棚にそっとおすすめ本を忍ばせておくように)
そして、子供のための少しでも良い世界はきっとほかの人にとっても良い世界であろうと考えています。
ですから、私が本を書いているのは「カーブカット効果」を目指しているのかもしれません。
わたしはわたしの届く範囲で世界をよりよくしたいと思います。それが波及することを祈ります。
世界をよりよくというとなぜか怪しい響きがありますが、ほかの表現が思いつかないので、ひとまずこう表現しておきましょう。
というわけで、今年も執筆がんばります。
「ログハピ日記部!」というSubstackもやっているので、よろしければこちらもチェックしてみてください。
アドレス登録いただけるとまったりと運営されているDiscordにアクセスできます。