なぜ独学同好会でRe:visionトークイベントをやるのか?
独学同好会は1月で1周年になります。独学同好会のテーマは「それぞれの独学をエンカレッジする」です。
そして、2年目に設けた新しいテーマが「思考のきっかけを作る」です。
では、どんなときに思考のきっかけができるのか。ひとつは自分に普段なじみのない新たなテリトリーに入ることです。
とはいっても難しいことではありません。普段行ったことがないところに行ってみたり、あるいは普段話したことがない人と話すことも思考のきっかけになります。
そして、本も「テリトリー」の一つです。本を読むことは普段なじみのない新しい世界、あるいは著者の思考に触れることです。
では、そんな「テリトリー」はどうやってできるのか?それには二つの「ベクトル」が必要と考えています。
ベクトルはひとつでは直線ですが、二つ組み合わされば平面ができます。この平面がテリトリーです。
たとえば普段行ったことがない街並みには、自分が普段いるところとは異なった歴史があります。
ヨーロッパの街並みを見た時、その背後に日本とは違った歴史を見るでしょう。そして、歴史とはタイムラインであり、過去から現在という流れがあります。
そして、流れ=ベクトルともいえるでしょう。そして、ベクトルがひとつだけではテリトリーはできません。
私たち自身のベクトルが必要です。私たち自身にも歴史があります。思考があります。傾向があります。
それはベクトルです。そのベクトルと街並みのベクトルが組み合わさった時、テリトリーが形成されます。
ヨーロッパの街並みという目新しいものであれば、背後にある歴史に目を向け、テリトリーが形成されるでしょう。
そして、本にもその本の流れ、著者の思考といったベクトルが存在します。
だからこそ本を読んだ時にテリトリーが形成されます。
さて『Re:vision』についてです。
『Re:vision』は倉下さんとTak.さんの二人が書かれた本です。この時点ですでにベクトルが2つ存在しています。
倉下さんとTak.さんの二つのベクトルがすでに平面を作っているところに、私たち読者のベクトルが加わることで平面は立体へと拡張します。
だからこそ奥行きのある本になっているのではないかと、感じています。考えるきっかけを豊富に持つと言ってもいいでしょう。
そして本書の内容の一つはデイリータスクリストです。当然タイムラインですからベクトルを持ちます。
デイリータスクリストは書かれた後に未来の自分が参照します。未来の自分はデイリータスクリストを書いた自分とは違ったベクトルを持っています。
その二つのベクトルが合わさるとき、テリトリーが形成されます。
それは考えるきっかけを生みます。
あるいは理想と現実というフレーズが本の中には出てきます。理想というベクトルと現実というベクトル、もちろんこのベクトルもテリトリーを形成し、考えるきっかけを作るでしょう。
著者二人のベクトル、理想と現実というベクトル。現在の自分と未来の自分というベクトル、それ以外にも様々なベクトルが作るテリトリーが『Re:vision』の中には織りなされています。
「思考のきっかけを作る」というテーマにぴったりではないでしょうか。
というわけでRe:visionトークイベント、ぜひご視聴、ご参加いただければ幸いです。
イベントに先駆けて『Re:vision』を読んだご感想やご質問を募集しています。
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