こんにちは、ゆうびんやです。
先日紹介した『無知の科学』にこんな文章があります。
続いてランドアーは、私たちが人生七〇年のあいだ、一定の速度で学習を続けると仮定し、持っている情報の量、すなわち知識ベースの大きさを計算した。さまざまな方法を使ったが、結果はだいたい同じだった。一ギガバイトである。ランドアーは自分の計算結果が精緻であると主張はしなかった。ただ一ケタずれていたとしても、つまり知識ベースが一ギガバイトの一〇倍あるいは一〇分の一であったとしても、たいした量でないのに変わりはない。現代のノートパソコンの内蔵メモリと比べれば微々たる量だ。人間はおよそ知識のかたまりではない。
—『知ってるつもり 無知の科学 (早川書房)』スティーブン スローマン, フィリップ ファーンバック著 https://a.co/…