独学クイズ第二回、今回は『直立二足歩行の人類史』から3問の出題しています。こうした内容に興味のある方はぜひ読んでみてください。
今後隔週でこうしたクイズを配信予定です。
クイズ①
直立二足歩行を始めた最古の人類の祖先とされているのはどれでしょうか?
選択肢:
アウストラロピテクス・アファレンシス
アルディピテクス・ラミダス
ホモ・ネアンテルダール
ホモ・サピエンス
クイズ②
過去一万年間で人類の骨密度は減少したとされていますが、変化の主な原因は何ですか?
選択肢:
地球上の重力が弱まったため、それに適応する形で少なくなった。
人類の活動範囲が広がり、より温暖な気候で生活するようになったため、骨密度が減少した。
農業革命により生活様式が変わり、以前よりも身体的な活動が減少したため骨密度が減少した
食事の変化により、骨を形成するための栄養素が不足したため。
クイズ③
産科的ジレンマとは、人類の進化においてどのような問題に対する仮説ですか?
選択肢:
人間の脳が大きくなるにつれて、出産が困難になるという進化の矛盾。
妊娠期間が他の哺乳類と比べて短いため、新生児の生存率が低いという問題。
女性の体型が太目に進化したため、健康な出産が困難になったという問題。
人類の食生活の変化により、妊娠中の栄養摂取が難しくなったという問題。
答え
クイズ①
答えは2のアルディピテクス・ラミダスです。木の上で直立二足歩行を始めたと言われています。
クイズ②
答えは3です。食事の変化の可能性も指摘されていますが、運動量が減ったことが一番の原因と考えられています。過去一万年で宇宙飛行士が一回の宇宙飛行で失うのと同じ量だけ骨量が減っているそうです。運動大事ですね。
クイズ③
答えは1です。直立二足歩行や脳が大きくなることにはメリットがある反面、産道のサイズの縮小や大きくなった頭が出産時に通りにくくなるというデメリットもあります。この相反するジレンマを解消するために人の赤ちゃんは未熟な状態で生まれ、出産時に手助けが必要になったという仮説です。
1960年に発表されましたが、今では反論が多くなされています。現在もなぜ他の霊長類と比べて難産なのかの決定的な説は出ていないようです。