なぜ日記同好会をやっているのかを考えたら独学同好会にたどり着いた
新年あけましておめてでとうございます。
ゆうびんやです。
こちらのポッドキャストでもお話したのですが、2021年の目標のひとつは日記同好会を必要な人まで届けられるようにすることです。
#98 2021年に力を入れていきたいこと~目標の時間~ by ゆうびんやの〇〇の時間 • A podcast on Anchor
では、必要な人とは誰なのでしょうか?
それは、日記同好会を去年初めてから、少しずつ考えてきたことでもあります。
最初わたしは日記について語り合える、そんな同好会があったらいいなぁと思って始めました。
しかし、そんな人は滅多にいません。それは以下の反省記事にも書きました。
そこでもっと深堀して、日記を通して日々を楽しくする。そんなコミュニティにしたいと考えました。
それは2017年に出した『日記のすすめ』のサブタイトルが『日記で人生はもっと楽しくなる』からもうかがえるように、私自身が日記を人におすすめする理由でもあります。
日記同好会の紹介ページにも
私は「日記や記録を通して、あなたの日々を楽しくする」ことをモットーにネット上で発信をしてきました。
では、楽しいとは何でしょうか? 人それぞれ、自分にとっての楽しさがあると思います。
ここではあなたが「自分の足で自分の行きたい方向へ進める」ことと考えています。
そして自分の足を進める方法、自分の行きたい方向の決め方、それらは自分の中にヒントがあります。日記や記録は、自分の中にあるものを見つける手助けをしてくれるはずです。
と書いています。
日々生活していて、自分というものが分からなくなったり、なにが自分の軸かわからなくなることはあります。
未来は分からないし、選択肢も多い、どちらに進めばいいのかわからない。一年前の今日、こんな一年になると予想した人はいなかったはずです。
そんなとき、自分の軸を見つけるのに役立つのが日記だと思っています。
私の個人的な体験として、高校まではそれなりに成績もよく、そうした客観的な評価がアイデンティティとなっていました。
しかし、大学で上には上がいると思い知らされ、さらに言えば就職活動はボロボロでした。こうした体験を通して自分ってなんなんだろうと本気で悩んだことがあります。
そんな中で始まり、続けてきたのが日記という習慣でした。日記を書くという習慣が、自分のあやふやな日々の中で錨のように働きました。
日記を通して、自分は自分なんだなと納得できるようになってきました。
一日一日に句読点を打つ、そんなことができました。
そして、日記という習慣を軸にして、一日を振り返り、少し次の日に行動を変えてみたりしました。
そうして行動を変える手法としてはタスク管理が力を発揮しました。
行動を変えるために本を読み、読んだ内容を活用しました。
そして、ここまで書いてきて私は気づいてしまいました。書いていて、本当に突然気づきました。
わたしは日記をこれまですすめてきましたが、でも実はもっと広いものをおすすめしたかったのではということです。
日記を書き、振り返り、本を読み、ブログを書き、ポッドキャストで発信したり、本を書く。そこにはタスク管理やら、セルフマネジメントといった技術が組み合わさっています。
わたしはなにをおすすめしたいのか。
わたしには私自身が体験したことしか、おすすめすることはできません。
わたしはみなさんに日記だけでなく、それをさらに広げたものをおすすめしたい。
それは一言で言えば「独学」もしくは「在野研究」という言葉です。
(在野研究については『これからのエリックホッファーのために』という本がおすすめです。)
「独学」「在野研究」「日記」、これらの言葉に通して私には「発見」という二文字が見えてきます。
独学や在野研究で新しいことを知ること
日記を通して今まで気づいていなかった自分を知ること
それは私にとって同じものです。
では、これからどうするのか。
一つ考えているのは日記同好会を拡張して独学同好会にすることです。
独学をやるうえで、自分を知ることは重要です。
自分で何を学ぶか決めて、自分で実行するのが独学です。そのためには自分の軸となるものを知ることが大切になります。
そのために役立つのが日記です。
いま日記同好会としてやっている「日記のお題」なども役立つでしょう。たとえば自分がどんな時に楽しいのかが分かれば、何を学びたいかも見えてきます。
日記という自己を知るツールについて私が持っているものを提供しつつ、そして独学の仲間が集う「場」を作るのです。
独学、在野研究は自分が知りたいこと、解き明かしたいことを継続的にやっていくことです。他の誰もがやっていないようなことをすることでもあります。
それは楽しいことでもありますが、孤独なことでもあります。
ですが、独学同好会という場があれば、孤独ではあるが、孤立はしていない。そんな場が作れるのではないかと思いました。
私の中では日記と独学は異なるものではなく、日記を拡張すると独学にたどり着くのです。
そして私の中では、日記を通して自分を知ることも「独学」になります。
しかし、あくまで「日記同好会」として参加してくださっているのに、それを「独学同好会」にしてしまうということにも申し訳なさがあります。
ちょっと長くなってきてしまいました。
今回はここまでにして、少し考えたいと思います。そして、考えたことをまた次回以降改めてお話ししますね。
しかし、書き始めてた時には全く考えていなかったところに到達してしまいました。
もし、ご意見などあればコメントや返信いただければと思います。
では、また。
ゆうびんや