暗記が大切な理由と私が暗記している4つのこと
たまには具体的なことを書きたいなということで、今回は何を暗記しているかについて書こうと思います。
まず暗記の何がいいかというと「分からないことの濃さを減らせる」ことです。
たとえば本を読んでいるときに、例えば心理学の本を読んでいて1ページに10個専門用語が出てきたとします。
10個のうち8個について分からない場合、その用語について調べたり、理解するためのステップが必要です。
あるいは読み飛ばす、推測で済ませることもできますね。ただあまりに多いと、文章を正確に読むことは難しくなります。
では知らない単語が1個だけだった場合はどうでしょう?
その用語だけ調べればいいですし、文脈からの推測も簡単になります。
分からない単語がひとつだけなら暗記するモチベーションも持ちやすいです。10個あると、ちょっとズシッとしてます。脂っこいです。
もちろん用語を覚えていることが理解している、使えることとイコールにはなりません。
ですが、暗記をしておくことで、理解する、使えるようにするまでの道筋、そこにかかる霧の濃さはすこし薄くなります。
ネットでかんたんに検索できるようになり、暗記する意味なんてないと思いがちですが(私もそう思ってました)、むしろ検索する人が多くなったからこそ、暗記の価値が際立つようになった気がしています。
さて、そんな私がいま暗記しているのは大きく分けて以下の4つです。
①専門用語
まずは専門用語です。
本を読んで出てきた知らない単語などを暗記しています。
たとえば『Think Again』の「インポスター症候群」、「アントン症候群」、『魚にも自分がわかる』の「マクリーン仮説」などを暗記しました。
他にも略語の正式名称を覚えておくと意外と役立ちます。たとえば新聞やニュースに良く出てくるSDGsはSustainable Development Goalsです。
仕事によってさまざまな略語に触れることも多いと思います。単に略語だけ覚えるよりも、その略語の持つ意味や位置づけなどが分かります。
②英語
前に記事に書いたように英単語ゲームWordleで出会った知らない英単語を暗記するようにしています。
気を付けているのは英単語だけを単体で覚えるのではなく、英文で覚えるようにしてます。
本当は『英語独習法』にもあるように、英作文するところまでやれるといいのでしょうが、そこまではできていません。
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③プログラミング、ショートカットキー
たまにしかやらないので、必ず思い出すコストが発生するのがプログラミングです。だからこそ、覚えておくことで次にプログラミングをするときが少し楽になります。
それだけでなく、プログラミングに触れない期間が長くなると、プログラミング自体に触るのがおっくうになってきます。
だからこそ暗記しようとすることで、たまにでも触れることが私にとっては大切です。
他にもショートカットキーなども覚えておくだけで、効率が大きく変わります。
たとえばWordはAlt+Shift+↑↓で文章の位置を動かせます。文章だけでなく、表の行も上下入れ替えられます。わざわざコピペを繰り替えす必要はありません。
④覚えておくと楽になる数字
会社にいるとたとえば売り上げや営業利益率など基準となる数字があります。もちろん資料を読み返せば、数字は分かりますが、暗記しておく方が楽です。
他にもまなびトーク!にて「iPhoneの発売された年」を覚えておくことで過去を振り返る基準点を作るというお話を聞いてから、真似させてもらっています。
歴史を学ぶときもフランス革命などエポック的なところを押さえておくと年号を見た時にどのぐらいの時期かが把握できますね。
暗記することでそうした基準点を自分の中に増やすことができます。
というわけで大きく分けて4つのことを暗記しています。暗記に使っているのはAnkiというアプリです。
どんなアプリかは以下の記事などを読んでみてください。
暗記に対する苦手意識がなくなると、日々少しずつでも暗記が進められます。忙しい方にこそ、日々進んでいることが実感できる暗記はおすすめの学習法です。